介護業界では接遇の講習を行っている所もあり、それは仕事を行う上でとても重要なこと。そして、介護業界における接遇で特に重要なことは身だしなみです。接遇を語る上で、身だしなみはよく出てくるポイントなため、介護業界で働く予定の方は身だしなみには特に気を使うと良いでしょう。
なぜ身だしなみが重要かと言えば、それは第一印象と高齢者の世代が関係してきます。身だしなみが悪いと、第一印象が悪くなるだけではなく、相手に不快な気持ちにさせてしまうから要注意です。また、介護施設では高齢者の家族もよく出入りしますが、そこで職員がチャラチャラした格好をしていたら、本当にこの施設に預けて大丈夫なのだろうかという疑問を持たれてしまう恐れもあります。利用者やその家族を不安な気持ちにさせないためにも、身だしなみに気をつけることは大切です。
さらに、介護施設を利用する高齢者は、基本的に職員よりも年配な方がほとんどです。年配の方は身だしなみにうるさい方や、若い方とは違った価値観を持っている方も多く、職員の身だしなみにはうるさいことも。私服での勤務をOKとしている介護施設も多いからこそ、その点は気を使う必要があるでしょう。
ちなみに、身だしなみが悪いと、高齢者とのコミュニケーションにも影響が出てきたり、直接高齢者から指摘されたりする事もあるので注意が必要です。高齢者の介護をする時に身だしなみに気を使うのは、介護職員としての最低限のマナー。オフィスカジュアルのように、TPOに合わせた服装を着て仕事をしましょう。